質問１

よく映画のシーンなんかでありますが、エレベーター のロープが切れてもカゴは落ちないの？

通常のロープ式の乗用エレベーターにはカゴ側にカゴが走行するレールをつかむ形のキャッチと呼ばれるブレーキがついておりますのでロープが切れてもキャッチが動作し、カゴは落下しません。
ロープも数本かけられており一本だけということはありません。すべてが断線してしまうということは通常起こりにくいといえます。

質問２

閉じ込められても空気はなくならないの？

特殊な機種を除き、一般の低中階層用のエレベーターには換気扇等の通気口がありますので空気はなくなりません。 また、エレベーターが走行する塔内も真空ではないので、空気が無くなるということはまず無いと思われます。

質問３

これまた、よく映画のシーンで、エレベーター内に閉じ込められた人が、 天井上の脱出口をあけて自力で脱出していますが・・・

確かに一般に乗用エレベーターには脱出口はありますが、カゴの中からは開けられない、つまり閉じ込められた人たちからは開けられないように外からロックがかけられています。
これは、中から仮に脱出できたとして、その人たちが誤って塔内に転落をしないように、二次災害を防ぐためです。

仮にカゴから出られたとしても、塔内からは出られない場合があります。カゴ内で冷静にレスキューやエレベーター会社の技術員が来るのを待ってください。

質問４

走行中にカゴ内で暴れると止まりますか？

カゴが揺れて走行すると、前述したブレーキが誤作動を起こし、中に閉じ込められる場合があります。
走行中に中で暴れたり、カゴを揺らす行為は絶対におやめください。

質問５

エレベーター保守事業協同組合ってどんな組織ですか？

全国に散らばる同じ志をもった独立系のエレベーターメンテナンス会社の集まりです。
独立系エレベーターメンテナンスの団体は他にもありますが、唯一経済産業省認可の官公需適格組合であります。

月に一回東京に集まり、技術的な情報の交換、および組合の運営、各社の経営に関することを定例会で議論しあい、お互いの技術レベル、経営環境を高める努力をしております。

>> こちらを参考

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